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豪、海自「もがみ」型に関心=新艦建造で日韓独西から選定

時事通信 / 2024年9月7日 5時35分

 【シドニー時事】オーストラリア政府が海軍の新型フリゲート艦開発で、海上自衛隊の護衛艦「もがみ」型を選択肢の一つに据え、関心を示している。韓国、ドイツ、スペインの艦艇も候補としており、性能やコストを見極めた上で、来年にも選定する。

 豪州は米英との安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」を通じて原子力潜水艦の配備を計画。これに伴い水上戦力も再編し、老朽艦の退役や新型フリゲート艦11隻、無人艦6隻の導入で効率を高める。海自で2022年に就役したもがみは全長133メートルとコンパクトで、一般的な護衛艦の半分程度の乗組員90人で運用可能だ。

 豪州で5日に開催された日豪外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)でも、フリゲート艦開発が議論されたもようだ。木原稔防衛相は協議後の記者会見で「コメントは控える。現時点で政府として、何も方針を決定していない」と述べるにとどめた。

 日本が受注するには、英・イタリアと進める戦闘機開発と同様、防衛装備移転三原則に合致するかどうかの審査を経る必要がある。また、豪州は雇用確保の観点から、導入するフリゲート艦のうち8隻の国内建造を求めており、受注側がのめるかがカギとなる。

 日本は10年代、豪州のディーゼル潜水艦建造計画で「そうりゅう」型の売り込みを図ったが、フランスに競り負けた。ところが、豪州が21年にAUKUS結成で原潜導入にかじを切ったため、フランスとの契約は破棄された。 

[時事通信社]

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