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自民総裁選に最多9候補=裏金対応が主要争点―27日投開票へ論戦

時事通信 / 2024年9月12日 17時11分

 岸田文雄首相(自民党総裁)の後継を決める総裁選が12日告示され、女性2人を含む9人が出馬した。派閥解消の影響で、立候補者数は1972年以降で最多となった。派閥裏金事件による深刻な政治不信を踏まえ、政治改革と党刷新が最大の争点。決選投票も視野に激しい選挙戦が展開されそうだ。投開票は27日。

 立候補したのは届け出順に、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小林鷹之前経済安保担当相(49)、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、上川陽子外相(71)、加藤勝信元官房長官(68)、河野太郎デジタル相(61)、石破茂元幹事長(67)、茂木敏充幹事長(68)。

 9氏は12日、党本部の所見発表演説会で論戦に臨み、信頼回復へ意気込みを示した。高市氏は「国民に信頼される党に生まれ変わる」と強調。小林氏は「政治資金改革の徹底は当然だ」とし、林氏は「党の信頼回復に全力を挙げる」と訴えた。

 小泉氏は「党が真に変わるには、改革を圧倒的に加速できるリーダーを選ぶことだ」と主張。上川氏は自身の出馬が「党の新しい姿を示す大きな一歩だ」と指摘した。加藤氏は政治資金収支報告書の不記載額を返納することなどで「党としての責任を果たす」と語った。

 河野氏は裏金事件には触れず「難しい問題も国民に説明し、信頼を勝ち得る」と表明。石破氏は「説明責任を果たし、国民が納得するまで総裁として全力を尽くす」と約束した。茂木氏は「全く新しい党をつくる覚悟を示す」と述べた。

 総裁選は国会議員票と党員・党友票の計734票で争われる。有効票の過半数を得た候補がいなければ上位2人による決選投票となる。 

[時事通信社]

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