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UNRWA職員がハマス幹部=レバノン空爆で死亡―国連

時事通信 / 2024年10月1日 13時57分

 【ニューヨーク時事】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリニ事務局長は9月30日、イスラエル軍によるレバノン空爆で死亡したUNRWA職員がイスラム組織ハマスの幹部だったと明らかにした。UNRWAとハマスのつながりが改めて浮き彫りとなった形で、パレスチナ支援活動の継続が困難となる恐れがある。

 職員はレバノン南部にあるパレスチナ難民キャンプで30日、妻子と共に空爆で死亡した。ラザリニ氏はジュネーブでの記者会見で「3月にハマスの構成員だとの指摘を受け、無給の停職扱いとしていた」と説明した。

 UNRWAを巡っては1月、一部職員がハマスによる昨年のイスラエル奇襲に関与した疑惑が浮上。日本など16カ国が資金拠出を一時停止した。

 その後、内部調査などを通じ対策が取られたとして米国以外の各国が資金拠出を再開したが、UNRWAは今年末までに約8000万ドル(約115億円)の資金不足に陥る見通しで、今後の活動に支障が出ることが懸念されている。イスラエルはUNRWAの解体を求めている。 

[時事通信社]

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