「死に直面しても屈しない」=トランプ氏、銃撃現場で再び演説―米大統領選
時事通信 / 2024年10月6日 9時47分
【バトラー(米ペンシルベニア州)時事】トランプ前米大統領(78)は5日、7月13日に銃撃を受けた東部ペンシルベニア州バトラーを再び訪れ、演説した。大統領選投開票の1カ月前に当たるこの日、暗殺未遂事件の現場に戻り暴力に負けない強さを誇示。「米国を救う決意は揺るがない。死に直面しても私は決して屈しない」と述べ、返り咲きに向け支持層を奮い立たせた。
トランプ氏は冒頭、銃弾が飛ぶ中で妻と娘をかばい亡くなった消防士コリー・コンペラトーレさん=当時(50)=をたたえ、黙とう。遺族や、事件でけがをした集会参加者らが招かれ、コンペラトーレさんの制服には花が手向けられた。
約1時間半の演説でハリス副大統領(59)を「無能な極左」と批判。「米史上最も重要な選挙」と位置付け、「米国を再び偉大にし、勝利する」と気勢を上げた。
多くの警官が配置され、物々しい雰囲気が漂う中、支持者は早朝から入場の列を成した。実業家のイーロン・マスク氏やバンス副大統領候補も出席。マスク氏は「(民主党は)言論の自由を奪おうとしている」とトランプ氏への投票を促した。
[時事通信社]
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