対イラン報復抑制か=中枢施設への攻撃控える―イスラエル
時事通信 / 2024年10月26日 12時35分
【イスタンブール時事】イスラエルは26日、大規模ミサイル攻撃への報復として、4月以来となる対イラン攻撃に踏み切った。報復の規模などは不明だが、標的を「軍事施設」に限定し、石油や核関連など中枢施設への攻撃は控えたとみられる。「強力な反撃」を宣言しながらも抑制的対応にとどめた可能性もあるが、緊張が収束するかは不透明だ。
イランの国営テレビは、イスラエル軍の主張を字幕で淡々と伝えつつ、首都テヘランの平穏な様子を報じた。首都周辺では防空システムが作動したとみられ、SNSには上空で飛翔(ひしょう)体を迎撃したとされる動画も投稿された。ただ、目立った被害は報じられていない。
イスラエルはかねて、報復が「致命的かつ正確で、何がどうやって起きたのか分からない驚くべき内容となる」(ガラント国防相)と警告してきた。軍は声明で「任務を達成した」と強調したが、攻撃による影響は見通せない。
イスラエルがパレスチナ自治区ガザやレバノンで軍事的攻勢を強める中、イランの出方は中東の混迷を左右する。精鋭軍事組織「革命防衛隊」のサラミ司令官は24日、「好きなだけ攻撃すればいい。われわれはそれを上回る反撃を加える」とイスラエルをけん制しており、再反撃を加える可能性も排除できない。
[時事通信社]
この記事に関連するニュース
-
イスラエルの対イラン報復攻撃は3波、防空システムやミサイル基地が標的…兵士2人が死亡
読売新聞 / 2024年10月26日 23時24分
-
報復前にイランに「通告」か=イスラエル、反撃自制を要求
時事通信 / 2024年10月26日 19時56分
-
報復抑制、幕引き狙いか=イラン「被害は限定的」―緊張沈静化は見通せず・イスラエル
時事通信 / 2024年10月26日 17時2分
-
イスラエルがイランに報復攻撃、「軍事施設を標的」と発表…テヘランなどで防空システムによる爆発音
読売新聞 / 2024年10月26日 13時28分
-
イスラエルがイラン報復攻撃=ミサイル製造施設に空爆
時事通信 / 2024年10月26日 13時9分
ランキング
-
1【速報】北京の路上で刃物を持った男が5人を切りつけ 被害者のうち3人は未成年
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月28日 18時44分
-
2英メディア、総選挙結果は「有権者の怒り過小評価」 「高市首相」に道開くとの指摘も
産経ニュース / 2024年10月28日 8時7分
-
3石破首相「先頭に立ち取り組む」と続投に意欲、野党との連立想定せず
ロイター / 2024年10月28日 15時38分
-
4イスラエル軍、ガザ北部の病院でハマス戦闘員100人拘束
ロイター / 2024年10月28日 19時57分
-
5ロシア軍、ウクライナ東部で前進 新たに集落制圧
AFPBB News / 2024年10月28日 18時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください