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「そういう年齢ではないと」=40歳、将棋の渡辺明九段―紫綬褒章

時事通信 / 2024年11月2日 5時4分

 将棋棋士で紫綬褒章を受けるのは16人目。その中で最も若くしての受章となった渡辺明九段(40)は「そういう年齢ではないと思っていた」と笑みを見せ、「将棋界をつないできた先輩方への感謝や重みを感じる」と述べた。

 史上4人目の中学生棋士として15歳でプロデビュー。獲得タイトルは歴代4位の31期に上るが、5人目の中学生棋士として追ってきた藤井聡太七冠(22)に保持するタイトルを全て奪われた。

 世代交代の荒波の中で巻き返しに期待するファンは多いが、「自分の方がだいぶ年長で、現実的には難しい」と苦しい胸の内を明かす。しかし「研究への熱量は変わっていない。自分がもともといたポジションに戻ることを諦めているわけではない」と自らに言い聞かせるように語った。 

[時事通信社]

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