「うれし泣き」「国境復活を」=歓喜と落胆、両候補の支持者―米大統領選
時事通信 / 2024年11月7日 7時16分
【パームビーチ(米フロリダ州)、シリコンバレー時事】米大統領選から一夜明けた6日、南部フロリダ州パームビーチにあるトランプ前大統領の邸宅「マールアラーゴ」近くには支持者が続々と集まり、当選確実の報に歓喜の叫びを上げた。
地元在住のデービッド・コーリーさん(69)は「朝起きて勝利を知り、うれし泣きしたよ」。居ても立ってもいられず駆け付けたといい、行き交う車がクラクションを鳴らして祝うのに合わせ、トランプ氏の名前が入った旗を大きく振って喜びを分かち合った。
ベトナム系米国人のエム・リーさん(62)は「トランプ氏は人種に関係なく全ての人々のための大統領だ」と強調。ハンガリーからの移民だというジュリアナ・ボログさん(70)は不法移民が一番の問題だと指摘した上で「トランプ氏は国境を復活させる」と興奮した様子で話した。
妻子を連れて訪れたフランス出身の移民セバスチャン・デサンヌさん(54)は「トランプ氏の周りには最高の人材がそろっている」と笑顔で語り、イーロン・マスク氏やロバート・ケネディ・ジュニア氏らの活躍も期待した。
ハリス副大統領の地元カリフォルニア州の人々は、敗北に落胆をにじませた。「悲しいが、なんとなく予想していた」とイブ・オカムラさん(30)。民主党、共和党が両極化する中、揺り戻しが生じたとの見方を示し、「全ての人の利益になるようバランスを取ってほしい」と語った。
高齢の男性は「本当に不幸な結果になった。怒っているし、コメントする気になれない」とだけつぶやいた。
[時事通信社]
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