筒井久吉さん死去=第五福竜丸の元船長
時事通信 / 2024年11月8日 17時31分
米国が1954年に太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくした遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の元船長筒井久吉(つつい・きゅうきち)さんが死去していたことが8日、分かった。第五福竜丸展示館(東京都江東区)によると、6月4日に名古屋市の自宅で老衰のため亡くなった。92歳。愛知県出身。
第五福竜丸は54年1月に静岡県の焼津港から出港した。当初の船長が急病で船を降りたため、筒井さんが急きょ船長を務めた。被ばく当時は22歳だった。船には乗組員が23人いたが、同展示館によると、筒井さんの死去により、残る生存者は1人になったとみられる。
船は同年3月1日午前6時45分(現地時間)、マーシャル諸島ビキニ環礁で水爆「ブラボー」の実験に遭遇。23人全員が被ばくし、元無線長久保山愛吉さん=当時(40)=が約半年後に亡くなった。他の元乗組員もがんなどで相次ぎ亡くなったほか、生存者も偏見や差別に苦しんできた。
[時事通信社]
この記事に関連するニュース
-
第五福竜丸の筒井久吉さん死去 元船長、米の水爆実験で被ばく
共同通信 / 2024年11月8日 23時40分
-
第五福竜丸元船長の筒井久吉さんが死去
共同通信 / 2024年11月8日 22時45分
-
「第五福竜丸」元船長の筒井久吉さん死去、92歳…1954年のビキニ環礁水爆実験で被曝
読売新聞 / 2024年11月8日 21時15分
-
10人が死亡したタンカー転覆事故 船長(事故で死亡 当時65)を書類送検 乗組員を避難させず死亡させた業務上過失致死の疑い
RKB毎日放送 / 2024年11月1日 14時4分
-
ノーベル平和賞「被団協」の次に推したいのは、あのアンチ・ヒーロー
ニューズウィーク日本版 / 2024年10月15日 18時28分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください