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人工呼吸器外れ男子中学生死亡=遺族側、看護師らを刑事告訴へ―静岡

時事通信 / 2024年11月18日 19時49分

 静岡県島田市の市立総合医療センターで3月、脳膿瘍(のうよう)が破裂し植物状態で入院していた男子中学生=当時(15)=が、人工呼吸器のチューブが外れたことが原因で亡くなっていたことが18日、分かった。遺族の代理人弁護士が記者会見で明らかにした。外れたのは看護師のミスが原因などとして、遺族側は近く、業務上過失致死容疑で看護師と病棟責任者ら5人の告訴状を県警に提出する方針。

 代理人の青山雅幸弁護士によると、中学生は2022年9月、発熱や吐き気を訴えて同センターに救急搬送され、脳膿瘍と診断された。その後、自発呼吸ができなくなり、人工呼吸器を付けて入院していたが、今年3月、親族と面会した直後に容体が急変して死亡した。

 同センターは、チューブに接続するカテーテルの交換に不手際があったとして遺族に謝罪したが、公表していなかった。

 青山弁護士は、看護師らがカテーテルの交換時に接続などの確認を怠り、ナースステーションでは血中酸素濃度の異常などを知らせるアラームが6回も鳴ったのに、在室した看護師は放置したとしている。

 島田市立総合医療センターの話 プライバシーの問題もあるのでコメントは差し控える。 

[時事通信社]

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