ヒズボラ側、米停戦案に同意か=イスラエルの出方焦点
時事通信 / 2024年11月19日 20時1分
【カイロ時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの停戦交渉を巡り、レバノン高官は18日、レバノン政府とヒズボラが、仲介役の米国が先に提示した停戦案に同意したと語った。ロイター通信が報じた。同意が事実なら、今後はイスラエル側の出方が焦点となる。
ロイターによると、同高官はレバノンでの戦闘終結に向け、これまでで最も真剣に交渉が行われていると強調した。
ヒズボラから交渉の委託を受けているベリ国民議会(国会)議長の側近ハリル氏は、レバノンが18日に駐レバノン米大使に対し、文書で回答したと述べた。ハリル氏はその上で、この取り組みが成功するかはイスラエル側に懸かっていると説明。もしイスラエルが解決策を拒否すれば「多くの問題が生じる恐れがある」と語った。イスラエル政府はロイターの取材に回答していない。
米政府のホックスティーン特使は19日、レバノンに到着した。レバノン側の回答について話し合うとみられる。
これまでの交渉では、イスラエルは停戦後も、必要ならヒズボラへの軍事作戦を実行できる保証を要求。ネタニヤフ首相は18日、国会での演説で、イスラエル北部の安全確保のため、「停戦後でも、ヒズボラの攻撃に対し作戦を行わなければならない」と述べた。ネタニヤフ氏がこれに固執した場合、停戦へのハードルは高くなる。
[時事通信社]
この記事に関連するニュース
-
ヒズボラ「停戦案に同意」 米特使レバノン入り イスラエル首相、イラン核施設攻撃と言明
産経ニュース / 2024年11月19日 19時51分
-
ヒズボラ、米の停戦案に「前向きな姿勢」との報道…イスラエルは空爆継続
読売新聞 / 2024年11月19日 17時50分
-
レバノン停戦合意後も、対ヒズボラ作戦は続行 イスラエル首相
AFPBB News / 2024年11月19日 17時25分
-
レバノン停戦後でも作戦実施=ヒズボラ再建阻止で―イスラエル首相
時事通信 / 2024年11月19日 8時59分
-
米、レバノンにイスラエルとの一方的停戦宣言要請か 当局者ら否定
ロイター / 2024年11月2日 4時50分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください