1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

人気ユーチューバーと実験動画=若年層への発信力期待―相互に出演も・NITE

時事通信 / 2024年11月20日 5時35分

 製品評価技術基盤機構(NITE)が、実験など科学の面白さを伝える動画を公開している人気ユーチューバーと連携し、動画制作を始めた。若年層に身近な製品の危険性を伝えるのが狙いで、担当者は「発信力を借りたい。動画の撮り方や編集も勉強になる」と話している。

 ユーチューバーは、登録者数が100万人を超えるユーチューブチャンネル「GENKI LABO(ゲンキラボ)」を運営する市岡元気さん。これまで、金庫を氷点下196度で凍らせて開けたり、レーザー光線でステーキを焼いたりする動画を公開してきた。実験教室を開催するほか、テレビにも出演している。

 NITEによると、リチウムイオン電池がごみ収集車内で発火する事故が続いたため、今年に入り市岡さんから注意喚起の提案があった。そこでNITEの施設でリチウムイオン電池の爆発実験をした動画を制作し、ゲンキラボが3月に公開すると、たちまち10万回以上再生された。その発信力に期待し、今度はNITEから市岡さんに連携した動画制作を申し入れたという。

 NITEには、家電も燃やせる特殊な施設などがあり、大掛かりな実験も可能。NITEとゲンキラボがそれぞれ同じ実験を撮影、編集し、互いに出演もしている。7月以降、車内に放置されたモバイルバッテリーからの発火や、ポータブル電源からの出火、電子レンジの事故に関する動画などを次々に公開した。

 NITEのチャンネル登録者数は約4万人で、エアコンが洗浄中に発火する動画は400万回再生されたものの4年かかった。担当者は「ゲンキラボは小中学生にも人気のチャンネルなので、若い世代にも身近な製品事故を知ってほしい」と話している。 

[時事通信社]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください