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給付金詐取容疑で税理士書類送検=住吉会幹部と共謀、70件関与か―警視庁

時事通信 / 2024年11月26日 18時2分

 新型コロナウイルス対策の持続化給付金を詐取したとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は26日、詐欺容疑で、税理士の男(41)=別の詐欺事件で服役中=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。容疑を認め、「お金になればと思い、深く考えなかった」と話しているという。

 送検容疑は2020年6~7月、指定暴力団住吉会幹部らと共謀し、申請者4人が個人事業主と偽った書類を国に提出し、持続化給付金計400万円をだまし取った疑い。

 住吉会幹部らは、今年9月に詐欺容疑で逮捕されたが、処分保留で釈放された。

 捜査関係者によると、男は20年5月、知り合いだった住吉会幹部から申請に必要な確定申告書類や売り上げ台帳の偽造を依頼された。報酬は1件当たり10万円で、「50~70件偽造し、封筒に入れた現金で報酬を受け取っていた」などと話しているという。

 同隊によると、住吉会幹部らはSNSで集めた男女66人に計6600万円を不正受給させた疑いがある。一部は住吉会の資金源になっていたとみられる。 

[時事通信社]

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