シリア大統領、「テロリストは打倒」＝反体制派攻勢で強硬

　【イスタンブール時事】シリアのアサド大統領は３０日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のムハンマド大統領と電話会談し、「いかに攻撃が激しくてもテロリストは打倒できる」と述べ、北部の要衝アレッポに進攻した反体制派勢力を徹底的に排除する姿勢を鮮明にした。国営通信が伝えた。

　アサド氏は、後ろ盾のロシアやイランなどを念頭に「同盟国や友好国の支援」に期待を表明。「シリアはテロリストに直面しても、安定と領土的一体性を守り続ける」と強調した。

　政権軍は３０日の声明で、反体制派の攻勢強化への対処は成功裏に続いていると主張。「近く反撃を行い、全ての地域を奪還・解放する」とけん制した。　

［時事通信社］