ウクライナ支援、改めて強調＝「世界の安全保障への投資」―スウェーデン首相

　来日中のスウェーデンのクリステション首相は４日、東京都内で講演し、「欧州とインド太平洋地域の安全保障は切り離すことができない」と述べ、改めて日本を含む各国がロシアの侵攻を受けるウクライナを支援する重要性を訴えた。

　クリステション氏は「ロシアがウクライナに対して取った行動を、他の国が近い将来、別の地域で試みる可能性がある」と指摘。台湾侵攻も辞さない構えを示す中国を名指ししなかったものの、「ロシアが（ウクライナで）成功するほどその可能性は高まる」と警告した。

　日本のウクライナ支援に謝意を示した。その上で「ウクライナへの投資は日本や世界の安全保障への投資でもある」と継続的支援を呼び掛けた。　

［時事通信社］