米高官、旧反体制派と会談=政権崩壊後初、指導者の懸賞金廃止へ―シリア
時事通信 / 2024年12月21日 6時7分
【イスタンブール時事】米国務省高官らで構成する米外交団が20日、アサド政権崩壊後初めてシリアを訪れ、暫定政府を主導する旧反体制派「シャーム解放機構」(HTS)指導者ジャウラニ氏らと会談した。AFP通信などが伝えた。政権移行に伴う支援のほか、旧政権下で科された対シリア制裁やHTSへのテロ組織指定の解除などを協議したとみられ、外交団を率いたリーフ国務次官補(中近東担当)は会談が「非常に建設的で詳細に及んだ」と語った。
米政府はHTSを「外国テロ組織」に指定。「特別指定国際テロリスト」のジャウラニ氏には、所在特定につながる情報に最大1000万ドル(約15億6000万円)の懸賞金を懸けてきた。リーフ氏は会談で懸賞金を廃止する意向を伝達。ジャウラニ氏に「実利的」との印象を抱いたと説明した。
[時事通信社]
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