1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

中国流行語、世相映す=AIや過重労働、高齢化

時事通信 / 2024年12月22日 14時5分

 【北京時事】中国の言語学雑誌「咬文嚼字」が今月、恒例となっている今年の「十大流行語」を発表した。人工知能(AI)や過重労働、高齢化社会を象徴する言葉のほか、外国人ブロガーが使い始めたフレーズなど、多様な世相を反映する内容となった。

 十大流行語のうち三つは、最先端技術に関係する言葉が占めた。デジタルとAIの融合を示す「数智化」、AIの最適な活用を目指す「智能向善」などだ。

 中国政府がビザ免除で外国人観光客の誘致を進める中、米国人ブロガーが中国各地を巡る動画で使った言葉「city不city」(ここは都会か田舎か)は、SNSを通じて拡散。観光地だけでなく、買い物や服装など「これはイケてる?」といった意味で幅広く使われるようになった。

 出版規制当局が認可した誌面に載る流行語は、いわば「政府公認」。習近平政権が宣伝する社会の発展や対外開放を表すものが目立つ。

 一方で、仕事のストレスで疲れた表情や雰囲気を意味する「班味」、それとは正反対のリラックスした状態を示す「松弛感」もランクイン。中国では近年、若者が厳しい競争社会から距離を置こうとする姿勢が目立つ。選には漏れたが、今年は田舎でスローライフを送る若者のための「青年養老院」が話題となった。

 「銀髪力量」は社会における高齢者の活躍を示すが、過去の産児制限「一人っ子政策」の影響で急速に進む少子高齢化を象徴する表現ともなっている。 

[時事通信社]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください