米経済、コロナ禍前の水準回復は22年終盤の公算=シカゴ連銀総裁
ロイター / 2020年6月25日 4時14分
米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は24日、米経済生産が新型コロナウイルス危機以前の水準に回復するのは2022年終盤ごろとの認識を示した。ワシントンのFRB本部で2018年8月撮影(2019年 ロイター/Chris Wattie)
[24日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は24日、米経済生産が新型コロナウイルス危機以前の水準に回復するのは2022年終盤ごろとの認識を示した。さらに、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の影響で、経済成長の一部は永久に失われたと述べた。
エバンズ総裁は「途方もなく多くの人々や企業に壊滅的な経済的打撃が及んだ。さらに残念なことに、最も脆弱な層が最も深刻な痛手を被った」と指摘。「私の景気回復見通しでは、米経済は3年後もコロナ危機が発生しなかった場合の水準を下回っている」と述べた。
5月の米雇用統計で示された予想外の改善については、基調的な需要がアナリスト予想よりも力強いことを示唆している公算が大きいとした。
さらに、予想よりも早い時期に消費者や労働者が経済活動の再開を安心と感じている可能性があると指摘しつつも、「新型コロナの断続的で局地的な流行への対応が成長への足かせになると想定している。予想よりも早期の経済再開が感染状況を悪化させた可能性がある」と述べた。
米国の失業者数が約2000万人に達し、支出や経済活動の減速がインフレを圧迫する中、自身のキャリアにおいて見通しを巡る不確実性は最大とし、最悪のシナリオに基づく見通しに対するリスクでさえも「下方に傾いている」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1日本の政治に「経済政策」などというものはない 経済政策の終焉か、政治そのものの終焉か?
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 9時30分
-
2ドラえもん「どら焼き屋の経営ゲーム」売れる理由 発売後すぐ売り上げ首位に、他作品のキャラも登場
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 10時0分
-
3メルカリが台湾へ、透ける「米国リストラ」の教訓 アプリも現法もなし、リーズナブル設計がカギ?
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 9時0分
-
4びっくりドンキー「545円朝食」で待ちわびた甘い朝 コロナ禍開始のモーニングがさらに進化していた!
東洋経済オンライン / 2024年9月7日 8時0分
-
5クレカは「Suica王国」の牙城を崩せるか? 交通系タッチ決済の現在地
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月7日 10時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください