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中国・四川で昆虫細胞培養のコロナワクチン治験が承認 国内初

ロイター / 2020年8月24日 12時32分

 8月22日、中国四川省の省都、成都市当局は、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」上で、新型コロナウイルスのワクチン候補として中国で初めて、昆虫の細胞内で培養したワクチンの臨床試験について、国家食品薬品監督管理局から承認を得たと発表した。写真は「ワクチン COVID-19」と書かれた瓶と注射器を持つ人。4月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[北京 22日 ロイター] - 中国四川省の省都、成都市当局は22日、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」上で、新型コロナウイルスのワクチン候補として中国で初めて、昆虫の細胞内で培養したワクチンの臨床試験について、国家食品薬品監督管理局から承認を得たと発表した。

ワクチン候補は同省四川大学華西病院が開発。タンパク質発現に昆虫細胞を使うことで、量産が加速できるとしている。サルでの実験では、明らかな副作用なしに感染を防ぐことが示されたという。

中国は費用対効果の良い新型コロナワクチンの開発で各国と競争している。中国の科学者は既に、他に少なくとも8種類のワクチン候補で臨床試験段階に入っている。

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