NY市場サマリー(24日)S&P・ナスダック最高値更新、ドル小幅高
ロイター / 2020年8月25日 6時46分
[24日 ロイター] -
<為替> ドルが小幅高。今週は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が金融政策の枠組み見直しについて講演する予定で、市場で注目されている。
対ユーロでのドル売りは一服し、21日には米景況感の回復を示す指標を受けてドルが上昇。一方、欧州では回復が鈍化していることが示された。
しかし、ウェルズ・ファーゴのマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「特にユーロではポジションが拡大してきたため、もう一段の上昇には一旦戻す必要があるだろう」と述べた。
27日のパウエル議長講演が次のドル材料になる可能性が高く、市場ではFRBによる平均インフレ率目標導入が示唆されるかどうかを注視している。これにより、弱いインフレを相殺するために利上げに先立ってインフレが高進するのを認めることになる。
ネルソン氏は「パウエル氏が極めて強く出て、平均インフレ率目標を導入すると言うようなことがなければ、ドル高は幾分戻しが出るだろう」と述べた。
ユーロ
ドル指数<=USD>は0.12%高の93.31。
<債券> 国債利回りが安定的に推移した。国債入札やパウエル米FRB議長のジャクソンホールでの講演を控え、様子見ムードが強まった。
午後の取引で、指標10年債利回り
BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ベン・ジェフリー氏は、米10年債利回りは3月下旬以降のレンジのほぼ半ばで推移しており、投資家が明日から始まる2年債、5年債、7年債の入札(合計1480億ドル)に注目していることを示すと述べた。
27日にはパウエル議長の講演が予定されており、経済回復を促進する追加策が明らかになる可能性がある。
この日は11月の米大統領選に向けた共和党の全国大会がノースカロライナ州シャーロットで開幕し、再選を目指すトランプ大統領が同党候補に正式に指名された。
2年債と10年債の金利差
2年債利回り
<株式> 続伸し、S&P総合500種指数<.SPX>とナスダック総合指数<.IXIC>は前営業日に続き、終値で最高値を更新した。新型コロナウイルス治療への期待が追い風となった。
ダウ平均株価<.DJI>も続伸し、1.35%高となったものの、最高値を依然約4.2%下回る水準にとどまっている。
米食品医薬品局(FDA)が前日、新型コロナ感染症から回復した人の血漿(けっしょう)を使った治療法の緊急使用を許可したことを受け、株価は世界的に上昇した。
しかし、世界保健機関(WHO)はこの日、血漿療法の効力を裏付ける確証は依然不十分として、緊急使用に慎重な見方を示した。
また、トランプ政権が英アストラゼネカ
アップル
ボーイング
市場では、27日のパウエルFRB議長の講演が注目されている。パウエル議長は、カンザスシティー地区連銀開催の年次経済シンポジウムで、FRBによる金融政策の枠組み見直しに関し講演する。
<金先物> 新型コロナウイルスの治療法拡大に期待が広がる中で売りが先行し、反落した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比7.80ドル(0.40%)安の1オンス=1939.20ドル。
<米原油先物> 二つの熱帯暴風雨による米石油生産への影響に注目が集まる中、3営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は、前週末比0.28ドル(0.66%)高の1バレル=42.62ドル。11月物は0.31ドル高の42.93ドルだった。
ドル/円 NY終値 105.97/106.00
始値 105.73
高値 105.99
安値 105.71
ユーロ/ドル NY終値 1.1787/1.1789
始値 1.1831
高値 1.1849
安値 1.1785
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 100*15.00 1.3559%
前営業日終値 100*17.00 1.3530%
10年債(指標銘柄) 17時05分 99*23.00 0.6542%
前営業日終値 99*27.50 0.6400%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.00 0.2819%
前営業日終値 99*28.50 0.2720%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.13 0.1554%
前営業日終値 99*30.63 0.1470%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 28308.46 +378.13 +1.35 <.DJI>
前営業日終値 27930.33
ナスダック総合 11379.72 +67.92 +0.60 <.IXIC>
前営業日終値 11311.80
S&P総合500種 3431.28 +34.12 +1.00 <.SPX>
前営業日終値 3397.16
COMEX金 12月限 1939.2 ‐7.8
前営業日終値 1947.0
COMEX銀 9月限 2660.7 ‐12.5
前営業日終値 2673.2
北海ブレント 10月限 45.13 +0.78
前営業日終値 44.35
米WTI先物 10月限 42.62 +0.28
前営業日終値 42.34
CRB商品指数 151.2593 +1.3025 <.TRCCRB>
前営業日終値 149.9568
この記事に関連するニュース
-
訂正-NY市場サマリー(18日)ドル上昇、利回り上昇 株ほぼ横ばい
ロイター / 2024年4月19日 9時14分
-
NY市場サマリー(17日)ドル/円下落、利回り低下 株下落
ロイター / 2024年4月18日 7時50分
-
NY市場サマリー(16日)ドル上昇、10年債利回り5カ月ぶり高水準 株まちまち
ロイター / 2024年4月17日 7時31分
-
NY市場サマリー(3日)利回り低下、円安定・S&Pとナスダック小幅高
ロイター / 2024年4月4日 7時2分
-
NY市場サマリー(28日)S&P続伸、ドル上昇、利回り上昇
ロイター / 2024年3月29日 9時31分
ランキング
-
1突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 9時0分
-
2なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
3濃口醤油と淡口醤油、塩分が高いのはどっち?…醤油の「色の濃さ」と「味の濃さ」の知られざる関係
プレジデントオンライン / 2024年4月26日 8時15分
-
4「加賀屋」50歳の元若女将が選んだ"第2の人生" 震災からの復興への道、仕事術について聞く
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 13時0分
-
5円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください