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独GDP、第3四半期は前期比+8.5%に上方改定 先行きには懸念

ロイター / 2020年11月24日 17時35分

ドイツ連邦統計庁が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比8.5%増で、速報値(8.2%増)から上方改定された。伸び率は過去最大。写真は輸出用の自動車。独ブレマーハーフェンで4月撮影。( 2020年 ロイター/Fabian Bimmer )

[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比8.5%増で、速報値(8.2%増)から上方改定された。伸び率は過去最大。新型コロナウイルスの感染第1波を受けた第2・四半期の深刻な落ち込みを一部取り戻した。

家計支出の増加や輸出拡大が回復の主な原動力となった。連邦統計庁は「これにより、ドイツ経済は第2・四半期における新型コロナウイルス流行に伴うGDP大幅減の大部分を穴埋めできた」とした。

第2・四半期は前期比9.8%減だった。

前年比では3.9%減少で、こちらも速報値(4.1%減)から上方改定された。

感染第2波や部分的なロックダウン(都市封鎖)で先行きには暗雲が立ち込めている。11月2日からレストラン、バー、ホテル、娯楽施設は閉鎖されている一方、店舗や学校は開いている。

DIWのエコノミスト、クラウス・ミヒェルゼン氏は、経済の縮小はあり得ると指摘。当初の推計では第4・四半期に1%前後のGDP縮小となることが示唆されているという。

同氏は「ドイツと多くの重要な貿易相手はリセッション(景気後退)に再び陥る公算が大きい」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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