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香港取引所がスマートコントラクト導入へ、株相互取引の利便向上

ロイター / 2020年11月24日 17時6分

香港取引所(HKEX)は24日、中国本土株式市場との相互取引制度(ストック・コネクト)を利用して中国株取引をする外国人投資家に不便をもたらしていた問題の解消に向け、スマートコントラクトと呼ばれる手法を使った新たなプラットフォームを導入すると明らかにした。写真は香港の株価指数を示すボード。5月撮影。(2020年 ロイター/Tyrone Siu )

[香港 24日 ロイター] - 香港取引所(HKEX)は24日、中国本土株式市場との相互取引制度(ストック・コネクト)を利用して中国株取引をする外国人投資家に不便をもたらしていた問題の解消に向け、スマートコントラクトと呼ばれる手法を使った新たなプラットフォームを導入すると明らかにした。

中国の株式取引は、約定日の当日に決済を行う当日決済(T+0)で、約定日の2営業日後の決済(T+2)で行っている海外投資家に支障となっている。

現在、ストック・コネクトを利用し中国本土株を取引する資産運用会社は、運用するファンドのどれに取引した株を組み入れるか決定し、ブローカーや証券管理機関(カストディアン)に連絡する一連の作業を数時間で完了させる必要がある。

HKEXの声明によると、新プラットフォームではスマート・コントラクトを活用し、コンピューターコードに書き込まれた事前合意条件を自動的に執行し、市場参加者間でリアルタイムで情報を同期させる。来年に試験運用を実施し2022年初めの導入を目指している。HKEXは以前、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用したプラットフォームを開発しようとしていた。

香港株式市場と、中国本土の上海、深セン両株式市場との間で相互に株式を取引できるストック・コネクトは海外投資家が本土株を最も効率的に取引できる手法として人気がある。

HKEXの四半期財務報告によると、本土株に投資する「北行き」取引は、今年1─9月の1日当たりの平均売買代金が900億元(136億8000万ドル)で前年同期の倍以上となり過去最高だった。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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