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デルタ株、コロナ発症時のウイルス量は変異前の300倍=韓国当局

ロイター / 2021年8月24日 19時23分

感染力の強い新型コロナウイルスのデルタ株に感染した人は、発症時のウイルス量が変異前と比べてが300倍になることが韓国の研究で明らかになった。ソウルの検査施設で7月撮影。(2021年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[韓国 24日 ロイター] - 感染力の強い新型コロナウイルスのデルタ株に感染した人は、発症時のウイルス量が変異前と比べてが300倍になることが韓国の研究で明らかになった。韓国疾病予防管理庁(KDCA)が24日発表した。

ウイルス量は時間の経過とともに減少し、4日で30倍、9日で10倍強となり、10日後には他の変異種と同じ水準になったという。

保健省のイ・サンウォン氏は記者会見で、ウイルスの量が多いということは人から人へ広がりやすく、感染や入院が増加すると説明した。「ただデルタ株の感染力が300倍強いということではなく、アルファ株(英国型変異株)の1.6倍、変異前の約2倍と考えられる」と付け加えた。

今回の研究はデルタ株感染者1848人と他の変異株の感染者2万2106人のウイルス量を比較した。

韓国では23日に新たに1509人の感染者が確認され、合計23万9287人となった。死者は2228人。

これまでに人口5200万人のうち51.2%が少なくとも1回のワクチン接種を受け、23.9%が接種を完了した。

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