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NY外為市場=ドル上昇、中国恒大巡る不確実性で

ロイター / 2021年9月25日 6時35分

終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇した。2014年11月撮影(2021年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇した。中国の不動産開発大手、中国恒大集団を巡る不確実性を背景に前日の急落から切り返した。週間では3週連続で上昇した。

中国恒大の一部オフショア債保有者が、米国時間23日の期限までに利払い受けていなかったことが、事情に詳しい2人の話で分かった。23日はオフショア債の8350万ドルの利払い日だったが、それが過ぎ30日の猶予期間に入った。猶予期間内に利払いが行われないとデフォルト(債務不履行)となる。

オフショア人民元は弱含み1ドル=6.4641元となった。

FXストリート・ドットコムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は「ドルは複数の投資アイデアの恩恵を受けている」と指摘。「米経済は他国の大半よりも好調なほか、中国恒大や中国の不透明な経済および政治システムを巡る懸念のくすぶりに加え、米連邦準備理事会(FRB)はようやく(資産買い入れ縮小開始に向けた)準備が整ったようだ」と述べた。

ドル指数は0.237%上昇。ユーロ/ドルは0.2%安の1.1713ドルとなった。

米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は24日、米労働市場は月額の債券購入額を縮小するための基準をすでに満たしており、FRBは大量の債券保有が利上げ時期を巡る最終的な判断をどのように複雑にするかについて議論していくべきとの見解を示した。

米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は24日の講演で、労働市場が予想通りに改善すれば、FRBは11月に資産買い入れの縮小を開始し、来年末までに利上げを行う可能性があると述べた。

円は対ドルで0.43%安の110.77円。ポンドは0.36%安の1.3666ドルだった。

中国人民銀行(中央銀行)を含む中国の証券、銀行規制当局などの10機関が24日、暗号資産(仮想通貨)の取引と採掘(マイニング)を全面的に禁止すると発表したことを受け、ビットコインは5.89%安の4万2256.47ドル。イーサは8.08%安の2899.10ドル、XRPも約7%安の0.93ドルとなった。

ドル/円 NY終値 110.72/110.75

始値 110.42

高値 110.79

安値 110.42

ユーロ/ドル NY終値 1.1714/1.1718

始値 1.1734

高値 1.1736

安値 1.1701

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