マイクロソフト、豪に32億ドル投資 ＡＩ普及に対応へ

　米マイクロソフトは、オーストラリアにおけるＡＩとクラウドコンピューティング能力の拡大に２年間で５０億豪ドル（３２億米ドル）を投じると発表した。写真はパリ近郊で１月撮影（２０２３年　ロイター／Gonzalo Fuentes）

Byron Kaye

[シドニー ２４日 ロイター] - 米マイクロソフトは、オーストラリアにおける人工知能（ＡＩ）とクラウドコンピューティング能力の拡大に２年間で５０億豪ドル（３２億米ドル）を投じると発表した。技能訓練やサイバーセキュリティを含む広範な取り組みの一環。

オーストラリアでのコンピューティング能力を２５０％向上させ、２０２６年までに倍増が見込まれる同国のクラウドコンピューティング需要に応えられるようにする。

マイクロソフトはさらに、デジタル人材育成に向けてオーストラリアで３０万人の技能訓練を支援し、サイバーセキュリティー機関であるオーストラリア通信電子局（ＡＳＤ）との情報共有協定を拡大する。

オーストラリアでは今年、ＡＩ規制に向けた公開協議が始まった。

アルバニージー豪首相はマイクロソフトの声明で、「将来のスキルと人材への大規模な投資だ」と述べた。

マイクロソフトは、オーストラリア内のデータセンター拠点を２０カ所から２９カ所に拡大するとした。