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原油先物は反発、ガザ危機巡る不透明感で

ロイター / 2023年10月24日 10時37分

アジア時間24日の原油先物は反発している。写真は、米テキサス州で稼働中の原油ポンプジャッキ。2019年11月25日に撮影。(2023年 ロイター/Angus Mordant)

Yuka Obayashi

[東京 24日 ロイター] - アジア時間24日の原油先物は反発している。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘がより広範な紛争に発展し、原油供給が中断される可能性への懸念が根強い。

0032GMT(日本時間午前9時32分)現在、北海ブレント先物は0.7ドル(0.8%)高の1バレル=90.53ドル、米WTI先物 は0.71ドル(0.8%)高の86.20ドル。両先物は23日には2%超下げていた。[L6N3BT0HX]

野村証券のエコノミスト、高島雄貴氏は「中東情勢への懸念もあるが、ここ2日間の下げを受けて反発している」と指摘。市場はイスラエル・ハマス情勢を注視する一方で、サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)の減産動向、米中の需要動向などを見極めながら、当面WTIは80―90ドルのボックス圏での動きになると予想した。

また、投資家は米在庫統計にも注目しているとした。

ロイター調査によると、前週の米原油在庫は増加した一方、留出油とガソリンの在庫は減少したと予想されている。

24日には米国石油協会(API)の週間在庫統計が、25日には米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計が発表される。

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