米国籍女性記者、ロシアで12月まで勾留再延長
ロイター / 2023年10月24日 11時18分
10月23日、米国とロシアの二重国籍を持つ女性ジャーナリスト、アルス・クルマシェワ氏(写真)が、裁判前勾留期限を12月5日まで再延長された。提供写真(2023年 ロイター/Pangea Graphics (RFE/RL))
[カザン(ロシア) 23日 ロイター] - 米国とロシアの二重国籍を持つ女性ジャーナリスト、アルス・クルマシェワ氏が23日、裁判前勾留期限を12月5日まで再延長された。
米議会が資金を拠出する「ラジオ自由欧州・ラジオ自由(RFE・RL)」に属するクルマシェワ氏は今年5月20日、家族の緊急事態のためにロシアに入国。6月2日、中部カザンで帰国便を待っていた際に身柄を拘束され、旅券を没収された。当初は米国の旅券をロシア当局に届け出なかったとして罰金処分を受けた後、先週になって「外国の代理人」として必要な手続きを怠った罪で再び拘束されて、20日に23日までの拘留延長措置が講じられたばかりだった。
今回有罪が確定すれば、最長で5年間の刑期を科せられる。
ロシア政府は「RFE・RL」について、外国の資金で活動している点から「外国の代理人」に指定している。
クルマシェワ氏の弁護士はロイターに、勾留再延長は過酷過ぎると主張し、異議を申し立てる意向を明らかにした。
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