日本の成長力低迷は事実、成長していく経済が課題＝西村経産相

　１０月２４日、西村康稔経済産業相（写真）は閣議後会見で、国際通貨基金（ＩＭＦ）の予測で日本の名目国内総生産（ＧＤＰ）が世界４位に転落する見通しと報じられたことに関して、コメントは控えるとしつつも「日本の成長力が低下、低迷しているのは事実だ」と指摘し、成長していく経済をどうつくっていくかが課題だと強調した。写真は都内で４月撮影（２０２３年　ロイター／Androniki Christodoulou）

Shinichi Uchida

［東京　２４日　ロイター］ - 西村康稔経済産業相は２４日の閣議後会見で、国際通貨基金（ＩＭＦ）の予測で日本の名目国内総生産（ＧＤＰ）が世界４位に転落する見通しと報じられたことに関して、コメントは控えるとしつつも「日本の成長力が低下、低迷しているのは事実だ」と指摘し、成長していく経済をどうつくっていくかが課題だと強調した。

共同通信などによると、ＩＭＦは２３日までに、２０２３年の日本の名目ＧＤＰがドルベースでドイツに抜かれるとの見通しを示した。

中国が黒鉛関連品目の輸出管理措置を打ち出したことについては、西村経産相は影響を精査中だと説明した。中国側に意図や運用方針を確認して、仮に日本に対して「世界貿易機関（ＷＴＯ）などの国際ルールに照らして不当な措置が講じられているということであれば、ルールに基づいて適切に対応していきたい」と語った。