独消費者信頼感指数、11月は－28.1に低下 年内回復せず＝ＧｆＫ

　１０月２４日、市場調査グループＧｆＫとニュルンベルク市場判断研究所（ＮＩＭ）が発表した１１月のドイツ消費者信頼感指数はマイナス２８．１と、前月のマイナス２６．７（改定値）から低下し、ロイターがまとめたアナリスト予想のマイナス２６．５を下回った。写真は２０２０年３月、ベルリンで撮影（２０２３年　ロイター／Annegret Hilse）

[ベルリン ２４日 ロイター] - 市場調査グループＧｆＫとニュルンベルク市場判断研究所（ＮＩＭ）が２４日発表した１１月のドイツ消費者信頼感指数はマイナス２８．１と、前月のマイナス２６．７（改定値）から低下し、ロイターがまとめたアナリスト予想のマイナス２６．５を下回った。食品とエネルギー価格の上昇が要因。

指数は３カ月連続で低下し、年内に回復する見込みがなくなった。

消費者の貯蓄性向が前月の８．０ポイントから８．５ポイントに上昇し、過去１０年以上で最も高い水準を記録。消費者心理の悪化傾向が再び強まった。

ＮＩＭの消費専門家ロルフ・ビュルクル氏は「３カ月連続の低下で、年末までに消費者心理が回復するという期待は完全に消え去った」と指摘。

「食品価格高がドイツの家計購買力を弱めており、個人消費が今年の経済の柱にならないことを確実にしている」と語った。

調査期間は１０月５─１６日。詳細は以下の通り。

NOV 2023 OCT 2023 NOV 2022

Consumer climate -28.1 -26.7 -41.9

Consumer climate components OCT 2023 SEP 2023 OCT 2022

- willingness to buy -16.3 -16.4 -17.5

- income expectations -15.3 -11.3 -60.5

- business cycle expectations -2.4 -3.4 -22.2