1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

ユーロ圏の銀行、与信厳格化 融資需要も減少=ECB

ロイター / 2023年10月24日 19時39分

 10月24日、欧州中央銀行(ECB)が24日公表した銀行貸出調査によると、ユーロ圏では高金利と経済見通しの悪化を背景に家計・企業の融資需要が減少する一方、銀行も与信を厳格化した。独フランクフルトで3月16日撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker)

[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が24日公表した銀行貸出調査によると、ユーロ圏では高金利と経済見通しの悪化を背景に家計・企業の融資需要が減少する一方、銀行も与信を厳格化した。

銀行は7─9月に企業・家計向けの融資基準を厳格化。経済に悲観的な見方が強まっていることやECBの金融引き締めで流動性が低下していることが理由という。

与信承認基準を厳しくした金融機関の割合は、特に住宅ローンと消費者ローンで金融機関自体の3カ月前の予測よりも高くなった。

ECBによると、銀行は第4・四半期について、より緩やかではあるものの、企業向け与信基準の引き締めがさらに進み、住宅ローンの与信基準はほぼ変わらずと予想。消費者ローンについてはさらに大幅な引き締めが見込まれるという。

第3・四半期は融資需要も全てのカテゴリーで減少した。

ECBは「これまで同様、純需要は銀行の従来予想よりも大幅に落ち込んだ。主因は金利上昇、企業の固定投資減少、家計の消費信頼感低下と住宅市場の見通し悪化だ」と述べた。

銀行は第4・四半期について、あらゆる種類のローン需要がそれほど顕著ではないもののさらに減少すると予想している。

また調査では預金獲得競争の激化を反映し、第3・四半期に銀行が特に個人顧客から資金を確保することが難しくなっていることが示された。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください