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円債積み増し、30年債中心に新規投資=朝日生命・23年度下期運用計画

ロイター / 2023年10月24日 19時11分

Noriyuki Hirata

[東京 24日 ロイター] - 朝日生命保険は、2023年度下期の一般勘定資産運用計画で、円金利の上昇局面をとらえて国内債券の積み増しを継続する考えを示した。負債デュレーションとのマッチングや利回り確保の観点から、30年債を中心に新規投資をする。

為替ヘッジコストの高まりと円金利の上昇を受け、為替予約によるヘッジ付外債は上期にほぼすべて売却し、円建債券への配分を実行しているという。国内債券は上期に2000億円増加。当初は年度で国内債券の700億円の増加を計画していた。今後の国内債券投資は、金利動向を見つつ慎重に判断していくスタンスと説明している。

外債は減少を計画する。当初計画ではヘッジ外債1300億円減を見込んでいたが、上期は2700億円減少した。為替リスクは、ゼロコストオプションなどの活用を通じ、ヘッジコストをかけずにコントロールするという。オープン外債は1000億円増を計画していたところ、上期には400億円増にとどまった。

日銀による追加の政策修正は、24年1―3月期にイールドカーブ・コントロール(YCC)の撤廃を想定するが、その時期は春闘の動向に左右されるとみている。マイナス金利の解除は24年度以降と想定している。

米国の景気減速の明らかなデータが出てくるまでしばらく時間がかかるとみており、年度内の米国の利下げは織り込んでおらず、運用計画への大きな影響はないとみている。

◎23年度下期の相場見通し(レンジと年度末)は以下の通り。

下期 年度末

国内株式(日経平均) 3万0000─3万5000円 3万4000円

外国株式(NYダウ) 3万2000─3万7000ドル 3万5000ドル

国内金利10年 0.50─1.00% 0.80%

米国金利10年 4.00─5.20% 4.30%

ドル/円 137─154円 142円

ユーロ/円 145─163円 151円

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