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国連事務総長、ガザ民間人保護を呼びかけ 「人道法違反」を懸念

ロイター / 2023年10月25日 1時46分

国連のグテレス事務総長は、ガザでの「明白な国際人道法違反」に対する懸念を表明し、民間人の保護を訴えた。10月20日、エジプトで撮影(2023年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

Michelle Nichols

[国連 24日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は24日、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザでの「明白な国際人道法違反」に対する懸念を表明し、民間人の保護を訴えた。

グテレス事務総長は安全保障理事会で、現在のような「重要な局面」では戦争にもルールがあることを明確にしなければならず、民間人の保護という基本原則が順守されなければならないと指摘。「ハマスによる攻撃は『空白』の中で起きたものではないと認識することも重要だ。パレスチナの人々は56年間にわたり、苦しい占領下に置かれてきた」と述べた。

同時に「ハマスによる恐ろしい攻撃を、パレスチナの人々の不満で正当化することはできない。パレスチナの人々に対する集団的な罰を、ハマスによる恐ろしい攻撃で正当化することもできない」と語った。

イスラエルのエルダン国連大使は、グテレス事務総長の発言は「衝撃的」だったと短文投稿サイトのX(旧ツイッター)に投稿。「ハマスによる攻撃は『空白』の中で起きたものではないというグテレス氏の発言は、テロリズムと殺人に対する理解を示している」とし、「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を経て誕生した国連のトップがこうした恐ろしい見解を示すのは極めて遺憾だ」とした。

グリフィス事務次長(人道問題担当)の代理として安保理会合に出席したパレスチナ人道調整官リン・ヘイスティングス氏は、ガザ地区の住民は避難してもしなくても危険にさらされているとし、「ガザ地区で避難できる場所はどこにもない」と述べた。グテレス事務総長によると、ガザ地区への攻撃でこれまでに少なくとも35人の国連職員が死亡している。

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