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マイクロソフト、7━9月売上高予想上回る AI本格展開でクラウド堅調

ロイター / 2023年10月25日 7時24分

米マイクロソフトが発表した7━9月決算は売上高が市場予想を上回った。クラウドコンピューティングと「オフィス」ソフトウエア事業の成長が主導した。2021年撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo)

[24日 ロイター] - 米マイクロソフトが24日発表した第1・四半期(7━9月)決算は売上高が市場予想を上回った。クラウドサービスとパソコン向けソフトの好調がけん引した。

売上高は13%増の565億ドル。LSEGのデータによると、アナリスト予想は545億2000万ドルだった。

1株利益は2.99ドルと、アナリスト予想の2.65ドルを上回った。

株価は引け後の時間外取引で4.2%上昇した。

クラウドサービス「アジュール」を含むインテリジェンス・クラウド部門の売上高は243億ドルで、市場予想の234億9000万ドルを上回った。

アジュールの売上高は29%増。調査会社ビジブル・アルファのまとめた予想は26.2%増だった。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ジェシー・コーエン氏は「AI(人工知能)製品が販売を促進し、既に売上高と利益の増加に寄与していることが示された」と指摘した。

マイクロソフトは対話型AI「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIに投資することでAIで他社に先行しており、生成AIサービスの本格展開による業績押し上げ効果に市場は注目している。

同社は業務ソフト「マイクロソフト365」に1日分の電子メールの要約などをするAI機能「コパイロット」を搭載し始めているが、まだ限定的な提供にとどまっている。同社のインベスター・リレーションズ担当バイスプレジデント、ブレット・イバーセン氏は、今後予定されるAIサービスのためにクラウドの利用を再開する動きが7─9月期の増収に寄与したと述べた。

投資家はAI向けデータセンターに同社がどれだけ投資しているかも注視している。7─9月期の設備投資は112億ドルと、2016年度以降の最高を更新した。

パソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を含む部門の売上高は137億ドルと、市場予想(LSEGデータ)の128億2000万ドルを上回った。

ビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインを含む部門は売上高が186億ドルと、こちらも市場予想の182億ドルを上回った。

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