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カナダ中銀総裁、各州首相からの利上げ反対表明に「独立性脅かす」と苦言

ロイター / 2023年10月25日 7時26分

10月24日、 カナダ銀行(中央銀行)は各州首相から利上げに反対すると意見表明されたことに対して、マックレム総裁が中銀の独立性を脅かしかねないと苦言を呈したことを明らかにした。オタワの同中銀前で2020年6月撮影(2023年 ロイター/Blair Gable)

[24日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は24日、各州首相から利上げに反対すると意見表明されたことに対して、マックレム総裁が中銀の独立性を脅かしかねないと苦言を呈したことを明らかにした。

オンタリオやブリティッシュコロンビアなど複数の州の首相は、9月6日の中銀会合前にマックレム氏宛てに書簡を送り、金利上昇の悪影響に懸念を示すとともに、これ以上の政策金利引き上げは控えてほしいと求めた。

中銀はこの会合で政策金利据え置きを決めた一方、追加利上げ余地は残っていると警告した。

その後9月13日にマックレム氏は各州首相に向けた返答で、政治家からのこのような要求は「中銀の職務上の独立が危うくなっているとの印象を与える恐れがある。職務上の独立は中銀の正統性と物価安定達成手段としての政策運営の実効性にとって大事だ」と訴えた。

ただオンタリオ州のフォード首相は、マックレム氏からの指摘を受けてもなお、追加利上げをしないよう改めて要望する書簡を記したことを22日にX(旧ツイッター)に投稿した。

中央政府のトルドー首相やフリーランド財務相は今年、金利水準には言及しているが、いずれも政策運営には何も注文を付けていない。

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