ガザ戦闘休止期間入り、人質まず13人解放へ 援助物資輸送再開

パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止が２４日午前７時（日本時間同日午後２時）に発効した。ガザ南部のカーンユーニスで同日撮影（２０２３年　ロイター／Saleh Salem）

Andrew Mills　Bassam Masoud

［ドーハ／ガザ　２４日　ロイター］ - パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘休止が２４日午前７時（日本時間同日午後２時）に発効した。この後、第１弾の人質解放が行われる。エジプト側からは援助物資を積んだトラックがガザに入った。

戦闘休止期間は４日。第１弾として午後４時（同日午後１１時）にイスラエル人女性と子どもの人質１３人が解放されることになっている。仲介役のカタールによると、イスラエルも刑務所にいるパレスチナ人が釈放する見通し。

戦闘休止の直前まで各地で戦闘が続き、ガザ市内の病院も攻撃を受けたりしたが、休止期間に入ってからこれまでのところ、主だった攻撃の報告は入っていない。

ガザ北部近くにいるロイター記者によると、イスラエル空軍機の音は聞こえず、パレスチナ側のロケット発射で見られる飛行機雲も見られない。

レバノンのテレビは、戦闘休止期間に入ってからガザで爆撃音はしていないものの、イスラエル軍がガザ住民の帰宅を阻止していると伝えた。

＜物資輸送始まる＞

戦闘休止期間に入って約１時間半後、援助物資を積んだトラックがエジプトからガザに入った。

エジプトは、戦闘が休止したら１日当たり２００台の援助トラック、ディーゼル油１３万リットル、ガス輸送トラック４台がガザに入ると説明している。