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チャットGPT、偽情報の生成防止は不十分=欧州データ保護会議

ロイター / 2024年5月25日 3時21分

欧州データ保護会議(EDPB)のタスクフォース(作業部会)は24日、米オープンAIが対話型人工知能(AI)「チャットGPT」で偽情報の生成を防ごうとする取り組みは不十分だとの見解を示した。20日撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Ilustração/Arquivo)

[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州データ保護会議(EDPB)のタスクフォース(作業部会)は24日、米オープンAIが対話型人工知能(AI)「チャットGPT」で偽情報の生成を防ごうとする取り組みは不十分だとの見解を示した。欧州連合(EU)のデータ規則に完全に順守していないことを理由とした。

タスクフォースはウェブサイトで公表した報告で「透明性の原則を順守するために取られた措置は、「チャットGPT」の出力が誤って解釈されるのを避けるために有益ではあるが、データの正確性の原則を順守するには十分ではない」と記した。

EDPBは、イタリア当局をはじめとする規制当局が「チャットGPT」を巡る懸念を表したことを受けて、昨年「チャットGPT」に関するタスクフォースを立ち上げた。

データの正確性は、EUのデータ保護規則の指導原則の一つ。

報告では、EU加盟各国によるさまざまな調査はまだ進行中であり、そのため完全な結果報告を提供することはできないと言及した。

報告では「システムの確率的特性のため、現在の訓練アプローチは、偏ったりでっち上げされたりした出力を生成する可能性のあるモデルにつながる可能性がある」と説明。「さらに、チャットGPTが提供するものは、実際の正確さにかかわらず、個人に関する情報を含めて利用者が正しいと受け止める可能性が高い」とも指摘した。

オープンAIからコメントは得られていない。

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