中国の個人年金大手に出資、アリアンツ系 外資で初

ドイツの保険大手アリアンツの投資部門のひとつであるアリアンツ・グローバル・インベスターズ（ＡＧＩ）は、中国の年金大手、国民養老保険に資本参加する。フランクフルトのアリアンツ本社で２０２１年撮影。（2024年　ロイター/Tilman Blasshofer/File Photo）

［北京／香港　２４日　ロイター］ - ドイツの保険大手アリアンツの投資部門のひとつであるアリアンツ・グローバル・インベスターズ（ＡＧＩ）は、中国の年金大手、国民養老保険に資本参加する。外国企業としては初となる。

国民養老保険によると、ＡＧＩは新たに発行した株式２％、２億２８００万元（３１４０万ドル）相当の引き受けを許可された。

国民養老保健は、個人年金市場の発展促進のため、大手銀行・保険会社によって２０２２年に設立された。

登録資本金はＡＧＩの出資により１１４億元に増加し、中国で最も資本力のある資産運用会社のひとつとなる。

近年、国際的な金融会社は、公的年金の縮小と高齢化で中国の新興個人年金分野が有望と見て参入を図っている。