カナダ、中国製ＥＶに追加関税検討 米ＥＵに追随 過剰生産に対応

FILE PHOTO: Canada's Deputy Prime Minister and Minister of Finance Chrystia Freeland speaks at a press conference about changes to capital gains tax legislation, on Parliament Hill in Ottawa, Ontario, Canada, June 10, 2024. REUTERS/Patrick Doyle/File Photo

［オタワ　２４日　ロイター］ - カナダのフリーランド副首相は２４日、中国製の電気自動車（ＥＶ）に追加関税を課すかどうかを検討しており、一般からの意見（パブリックコメント）を募ると発表した。

フリーランド副首相は、中国の「過剰生産を助長する政策」がカナダ自動車産業を不公平な競争にさらし、「意図的に世界的な供給過剰を引き起こすことで、カナダを含む世界中のＥＶメーカーに打撃を与えている」という認識を示した。

カナダ政府は７月２日から３０日間の協議期間を設け対応策を巡り協議する計画で、追加関税が選択肢の１つという。

中国製ＥＶへの追加関税を巡っては、欧州連合（ＥＵ）の執行機関である欧州委員会が１２日、７月から最大３８．１％の追加関税を課す暫定措置を発表。バイデン米大統領も５月、ＥＶを含む中国からの輸入品に対する関税を大幅に引き上げると発表している。