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午後3時のドルは154円半ばへ下落、2カ月ぶり安値 円が全面高

ロイター / 2024年7月24日 15時39分

 7月24日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の154円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 24日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の154円半ばで取引されている。日銀会合を来週に控え、高水準に膨らんだ円売りポジションが巻き戻される状況は変わらず、この日も円は全面高となった。

ドルは朝方の155円後半から下落基調が続き、午後2時過ぎに一時154.36円まで1.6円の大幅な下げとなり、5月半ば以来約2カ月ぶり安値を更新した。100日移動平均線や一目均衡表の雲の下限など、テクニカル的なサポートラインを相次ぎ下抜けたことで、これまで円を売り込んだ向きの買い戻しに加え、短期筋の仕掛け的な円買いも入ったという。

トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏は、最近の円高は「トランプ・トレードの修正が要因」だと指摘する。

市場では、米大統領選は同氏が優勢との見方から、次期政権下ではインフレ率が上昇する公算が高いとして、ドル買い/円売りを仕掛ける動きが活発となっていたが、トランプ氏が前週、突然ドル高に懸念を示したことで、そうした取引を手仕舞いする動きが相次いでいるという。

トランプ氏は17日、ブルームバーグとのインタビューで、「現在は大幅なドル高・円安、ドル高・元安となっており、われわれは大きな通貨問題を抱えている」と発言したと報じられた。

円売りポジションが大きく積み上がっていたことも、円買い戻しを加速させる要因となった。米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業部門の取組状況によると、投機の円売りは今月に入り、2007年に記録した過去最大に匹敵する水準まで積み上がっていた。

対ドルで勢いづいた円買いは他通貨にも波及し、円は全面的に上昇。ユーロは167円付近と2カ月ぶり、英ポンドも198円台と1月ぶり安値をつけた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 154.62/154.65 1.0852/1.0853 167.80/167.84

午前9時現在 155.75/155.78 1.0849/1.0851 168.98/169.02

NY午後5時 155.58/155.61 1.0852/1.0856 168.86/168.90

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