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日経平均は6日続落、21年10月以来 円高や米株先物の下落が重し

ロイター / 2024年7月24日 15時47分

 7月24日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比439円54銭安の3万9154円85銭と、6日続落して取引を終えた。都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比439円54銭安の3万9154円85銭と、6日続落して取引を終えた。6日続落は、2021年9月27日─10月6日に8日続落となって以来の長さ。為替のドル安/円高基調や米株先物3指数が軟調に推移したことが嫌気され、幅広い業種で売りが出た。東証プライム市場では約9割超の銘柄が値下がりした。

日経平均は257円安で寄り付いた後、押し目買いの流入でプラス圏に浮上する場面もみられたが、再び売りに押された。後場ではドル/円が154円台に下落したほか、米株先物のEミニナスダック先物は0.9%超安となり、投資家心理がさらに悪化。日経平均は売りを加速させ、497円安の3万9096円50銭で安値をつけた。

野村証券の神谷和男ストラテジストは「6月下旬から7月上旬までの急ピッチな上昇に対する過熱感を解消する動きが今も続いている」との見方を示した。ただ、国内の企業決算で増益基調が維持されたら、日本株は再び上昇基調に回帰できるという。「今週は新規材料が少ない中、心理的節目の3万9000円台を維持した状態で決算シーズンを迎えられるかがポイント」(神谷氏)という。

東証株価指数(TOPIX)は反落し、1.42%安の2793.12ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.42%安の1437.59ポイント。プライム市場の売買代金は3兆8657億0800万円となり、4営業日連続で4兆円を下回った。東証33業種では、全業種が値下がり。海運、電気・ガス、証券、空運、不動産、保険などが値下がり率上位となった。

主力株では、指数寄与度の高いファーストリテイリング、東京エレクトロンのほか、信越化学工業、富士フイルムホールディングスが日経平均の下げをけん引した。半面、中外製薬、SCREENホールディングス、HOYAはしっかりだった。

そのほか個別では、前日に決算を発表したニデックが6%超高、三菱自動車工業が7%超安。古河電池は前日に投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(東京・港区)などが株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表し、21%超高で東証プライム市場の値上がり率トップとなった。

トヨタ自動車は円高基調ながら小幅安にとどまった。市場では「ドル/円は短期的な過熱感から円安へ巻き戻される可能性があり、(トヨタ自は)小幅な下落にとどまっている」(国内証券ストラテジスト)との見方があった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.92%安の648.21ポイントと、反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが122銘柄(7%)、値下がりは1499銘柄(91%)、変わらずは24銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39154.85 -439.54 39336.74 39,096.50─39,643.27

TOPIX 2793.12 -40.27 2820.38 2,791.30─2,830.03

プライム市場指数 1437.59 -20.76 1450.77 1,436.69─1,456.58

スタンダード市場指数 1269.06 -10.84 1278.67 1,269.06─1,280.60

グロース市場指数 836.81 -14.26 849.73 836.81─854.65

グロース250指数 648.21 -12.69 659.59 648.21─663.73

東証出来高(万株) 164730 東証売買代金(億円) 38657.08

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