午前の日経平均は続伸、米株高と円安を好感 一時3万8000円台
ロイター / 2024年9月24日 12時17分
Mayu Sakoda
[東京 24日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比251円07銭高の3万7974円98銭と、続伸した。連休中の米株高やドル高/円安基調が支えとなった。日経平均は約3週間ぶりに心理的節目の3万8000円を上回る場面があった。
日経平均は447円高の3万8171円36銭で寄り付き、心理的節目を9月4日以来、約3週間ぶりに回復した。703円高の3万8427円15銭で高値を付けた後は、円安が一服したことや時間外取引での米株先物がマイナス圏で推移したことで上げ幅を縮小。個別では、半導体関連の東京エレクトロンがマイナス圏に転落し、日経平均を押し下げた。
市場では「米国株の底堅さが数少ない好材料となる中、先物の動きや高値警戒感がネガティブに意識されてしまう」(アイザワ証券の坂瀬勝義国内情報課長)との声が聞かれた。決算シーズンが本格化する前は、ハイテク株中心に上値の重い展開が続きやすいという。
東証株価指数(TOPIX)は0.57%高の2657.44ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆1728億6900万円だった。
東証33業種では、精密機器、電気・ガス、水産・農林、不動産など26業種が値上がり、空運、陸運など7業種は値下がりした。
主力株では、トヨタ自動車が小幅安、ソニーグループ、日立製作所が3─4%超高。半導体関連は東京エレクトロンが1%超安、アドバンテストが小幅高となった。指数寄与度の高いファーストリテイリングは小幅高だった。
日本製鋼所が7%超高、三菱重工業などの防衛関連株も総じてしっかりだった。ルネサスエレクトロニクスは4%超安だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが939銘柄(57%)、値下がりは646銘柄(39%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。
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