トヨタ、自社株買い上限を1.2兆円に引き上げ 期間は変わらず

　９月２４日、トヨタ自動車は、実施している自社株買いの取得枠拡大を発表した。東京都内で２０１９年撮影（２０２４年　ロイター/Edgar Su）

Shiho Tanaka

［東京　２４日　ロイター］ - トヨタ自動車は２４日、実施している自社株買いの取得枠拡大を発表した。自社株買いの上限を、５月に決定した４億１０００万株（発行済み株式の３．０４％）・１兆円から、５億３０００万株（同３．９３％）・１兆２０００億円に引き上げる。取得期間は従来と変わらず、２５年４月３０日まで。変更の理由は、足元の株価水準などを勘案したためとしている。

トヨタは２４日の終値２６１７円で、２５日午前８時４５分の東京証券取引所の自己株式立会外買付（ＴｏＳＴＮｅＴ－３）で買い付けの委託を行う。買い付けを上限金額まで実施した場合、自己株式の取得枠の残りは１１５５億円（９０００万株）となり、今回の取得枠拡大と合わせ上限３１５５億円（２億１０００万株）の自己株式の取得が可能となる。