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独IFO業況指数、9月は予想以上に悪化 「下降スパイラル間際」

ロイター / 2024年9月24日 18時48分

Maria Martinez

[ベルリン 24日 ロイター] - 独IFO経済研究所が24日発表した9月の業況指数は85.4で、前月の86.6から予想以上に悪化した。4カ月連続の悪化となり、ドイツが景気後退入りした可能性を示唆している。

ロイターがまとめたアナリストの予想は86.0だった。

IFOのクレメンス・フュースト所長は「ドイツ経済は一段と圧力を受けている」と述べた。

現況指数も8月の86.4から84.4に低下。予想の86.0を下回った。

IFOのエコノミスト、クラウス・ボールラーベ氏はロイターに「ドイツ経済は下降スパイラル間際だ」と指摘。第2・四半期に縮小した経済が第3・四半期にはさらに縮小する可能性があると述べた。

今後数カ月の見通しもさらに悪化し、指数は8月の86.8から86.3に低下した。

業況指数は建設を除く全てのセクターで低下。製造業の指数は2020年6月以来の低水準に落ち込んだ。

パンテオン・マクロエコノミクスのユーロ圏担当チーフエコノミスト、クラウス・ビステセン氏は「きょうもまた、ドイツ経済調査で下振れサプライズがあった」と語った。

前日発表されたドイツの9月のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.2で、8月の48.4から予想以上に悪化した。

コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨルグ・クレーマー氏は、センチメント指標のトレンドは再び下降を示していると指摘。「今年後半のドイツ国内総生産(GDP)は良くても停滞だろう」と話した。

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