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SKハイニックス、7─9月期は過去最高益 AI向け需要好調

ロイター / 2024年10月24日 13時40分

 10月24日、韓国のSKハイニックスが発表した7─9月期決算は、利益が過去最高を更新した。写真は同社のロゴ。2016年4月、城南市内の本社で撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 24日 ロイター] - 米エヌビディアのサプライヤーである韓国のSKハイニックスが24日発表した7─9月期決算は、利益が過去最高を更新した。生成AI(人工知能)の駆動に必要な「広帯域メモリー(HBM)」の販売が好調だった。

市場ではHBMについて供給過剰を懸念する声もあるが、HBMの需要は来年も供給を上回ると強調。HBMの生産は技術的な困難さが足かせになる一方、需要は予想以上に強いとの見方を示した。

DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)マーケティング責任者、キム・キュヒョン氏は電話会見で「現時点では、AIチップやHBMの需要減速について語るのは早すぎる」と述べ、処理能力に対する要求が一段と高まっていることを理由に挙げた。

7─9月期の営業利益は7兆ウォン(50億7000万ドル)で、LSEGがまとめた予想(6兆8000億ウォン)を上回った。前年同期は赤字だった。売上高は前年比94%増の17兆6000億ウォン。

SKハイニックスは「HBMの売上高は素晴らしい伸びを示し、前四半期比で70%以上、前年同期比で330%以上増加した」と述べた。

同社はここ数四半期、競合のサムスン電子やマイクロン・テクノロジーをアウトパフォームしている。HBMの開発をいち早く始め、大規模投資を行い、AI主導のハイエンドメモリーチップに対する需要拡大で大きな利益を得ている。

株価は今年に入ってから38.5%上昇した。一方、サムスンの株価は年初から24.7%下落している。

キム・ウヒョン最高財務責任者(CFO)は、予想を上回るHBMの需要に対応するため、資本支出を10兆ウォン台半ばから後半まで増加させる計画とした上で、2025年は若干の増加を見込むと述べた。

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