アップルのクックＣＥＯ、中国への投資増やすと表明＝新華社

米アップルのティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）は、北京で行われた中国政府との会合で、同社が中国への投資を増やすことでサプライチェーンの発展に貢献すると述べた。国営の新華社が２４日報じた。写真は９月９日、カリフォルニア州クパチーノで撮影（２０２４年　ロイター/Manuel Orbegozo）

[香港 ２４日 ロイター] - 米アップルのティム・クック最高経営責任者（ＣＥＯ）は、北京で行われた中国政府との会合で、同社が中国への投資を増やすことでサプライチェーンの発展に貢献すると述べた。国営の新華社が２４日報じた。

中国工業情報省は、金壮竜・工業情報相が２３日にクック氏と北京で会談したと発表していた。

アップルは、電子メールによるコメント要請に応じていない。

世界最大のスマートフォン市場である中国をクック氏が訪れるのは今年２度目。ここ数四半期、アップルは中国勢にシェアを奪われている。

新華社によると、クック氏は「アップルは中国の開放でもたらされる好機をつかみたいと考えており、中国への投資を増やし続け、産業とサプライチェーンの質の高い発展に貢献していく」と述べた。

会談では、アップルの中国での成長、オンライン・データ・セキュリティー管理、クラウドサービスなどが議題だったという。

工業情報省によると、金氏はクック氏に対し、アップルが引き続き中国市場でプレゼンスを深め、技術革新への投資を拡大し、中国企業と共に成長し、質の高い発展の恩恵を分け合うことを期待すると述べた。