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キヤノン、為替円高で通期営業益予想を下方修正 事業は堅調

ロイター / 2024年10月24日 16時11分

 10月24日 キヤノンは24日、2024年12月期(国際会計基準)の業績見通しを下方修正した。写真はキヤノンのロゴで、2016年2月に横浜市で撮影(2024年 ロイター/Thomas Peter)

Ritsuko Shimizu

[東京 24日 ロイター] - キヤノンは24日、2024年12月期(国際会計基準)の業績見通しを下方修正した。連結営業利益は4650億円を4550億円(前年比21.3%増)に引き下げた。10―12月期の想定為替レートを円高に見直したことが主因。事業は堅調に推移しており、為替影響を除くと計画数値を上回っている。

下期の想定為替レートを1ドル=155円、1ユーロ=165円としていたが、一時円高が進んだこともあり、10―12月期について、1ドル=145円、1ユーロ=160円に見直した。これにより、通期の売上高で675億円、営業利益で225億円のマイナス要因となった。

為替の先行きについて、浅田稔専務は会見で、衆議院選挙や米大統領選挙で大きく振れる可能性があるとしながらも「ドル・円の需給や金利差、経済のファンダメンタルズから考えると、今から極端に円高方向に推移するとは思っていない」とした。

10―12月期の事業については「商戦期の10―12月期にカメラやインクジェットプリンターなどの新製品投入による需要喚起、半導体露光装置や印刷機、メディカルでは受注済み装置の出荷を確実に進める」とし、四半期ベースで過去最高となる1兆3000億円の売上高を目指している。通期でも売上高は2007年を超え、過去最高を見込んでいる。

半導体露光装置は約40%程度が中国向けとなり、昨年度より構成比が高まっているという。半導体需要は「来年については非常に力強い」とみており、中国向け比率も同程度で推移するとみている。

IBESがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想の通期の営業利益見通しの平均値は4458億円だった。

24年1―9月期連結売上高は前年同期比7.3%増の3兆2361億円で過去最高となった。営業利益は前年同期比14.4%増の2966億円だった。

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