インテルへの罰金は無効、欧州司法裁 独禁訴訟で欧州委敗訴

欧州司法裁判所（最高裁）は２４日、米半導体大手インテルが独占的地位を乱用して競合他社を排除しようとしたとして欧州連合（ＥＵ）欧州委員会が科した制裁金は無効との判断を示した。（2024年　ロイター/Dado Ruvic/File Photo）

［ブリュッセル　２４日　ロイター］ - 欧州司法裁判所（最高裁）は２４日、米半導体大手インテルが独占的地位を乱用して競合他社を排除しようとしたとして欧州連合（ＥＵ）欧州委員会が科した制裁金は無効との判断を示した。これにより約２０年にわたる訴訟が決着した。

欧州委は、インテルがＰＣメーカーのデル、ヒューレット・パッカード（ＨＰ）、ＮＥＣ、レノボにリベートを支払って自社半導体を採用してもらうようにして、競合するアドバンスト・マイクロ・デバイス・デバイセズ（ＡＭＤ）の排除を図ったとして１０億６０００万ユーロ（１１億４０００万ドル）の罰金を科した。

欧州一般裁判所が欧州委の罰金を取り消す判断を示し、欧州委が上訴していた。

欧州司法裁判所は一般裁判所の判決を支持した。