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米UPS、第3四半期利益が予想上回る 取扱量回復で

ロイター / 2024年10月25日 1時57分

国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が24日発表した第3・四半期決算は、調整後1株当たり利益は1.76ドルとなり、アナリストの平均予想1.63ドルを上回った。2023年9月撮影(2024年 ロイター/Lisa Baertlein)

Ananta Agarwal Lisa Baertlein

[24日 ロイター] - 国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が24日発表した第3・四半期決算は、調整後1株当たり利益は1.76ドルとなり、アナリストの平均予想1.63ドルを上回った。取扱数量の回復と効果的なコスト管理が奏功した。

調整後営業利益率は前年同期の7.7%から8.9%に改善した。

連結売上高は222億5000万ドル。平均予想221億4000万ドルを上回った。

通期の調整後営業利益率の見通しは9.6%と、7月時点の見通し9.4%から引き上げた。

新型コロナウイルス禍による都市封鎖の解除や、インフレ圧力により電子商取引(EC)関連の需要が減少。9四半期にわたり需要が低迷していたが、5月以降、米国で取扱量が増えている。

第3・四半期の米国内取扱量は6.5%増えた。ただ、伸びの大部分は、格安通販として知られる新興のECである「SHEIN(シーイン)」「Temu(ティームー)」の利用に伴うものだった。

UPSは、米郵便公社(USPS)から航空貨物輸送業務を新たに委託された。これまで受託されていた競合の米フェデックスが9月29日に契約満了を迎えたためで、このUSPSとの5年契約が初年度から利益をもたらすと見込んでいる。

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