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日鉄のUSスチール買収審査、国家安全保障リスクで合意できず=米紙

ロイター / 2024年12月24日 10時25分

12月23日、対米外国投資委員会(CFIUS)は、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画に関する国家安全保障上のリスクについて合意に達することができないとホワイトハウスに伝えた。写真は日鉄のロゴ。都内で4月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[23日 ロイター] - 対米外国投資委員会(CFIUS)は、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画に関する国家安全保障上のリスクについて合意に達することができないとホワイトハウスに伝えた。米紙ワシントン・ポストが2人の関係者の話として23日に報じた。

CFIUSは23日夜に最終的な審査結果を出したという。

日鉄は昨年12月、USスチールを150億ドルで買収することで合意したが、バイデン大統領とトランプ次期大統領はともに反対する意向を表明している。

ワシントン・ポストによると、CFIUSは23日、日鉄のUSスチール買収を認めれば、国内の鉄鋼生産量が減少し、「国家安全保障上のリスク」となる可能性があるという認識を示した。

日鉄はUSスチールの経営陣や取締役に米国人を任命することでリスクを排除できると主張したが、CFIUS内でそうした対策が十分かどうか意見が分かれたという。

CFIUSを率いる財務省と、ホワイトハウスは現時点でコメント要請に応じていない。

バイデン氏は審査結果が伝えられてから15日以内に決定を下す必要がある。

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