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中国、バルト海ケーブル破損で情報提供済み 外務省が表明

ロイター / 2024年12月24日 9時15分

中国外務省の毛寧報道官は12月23日、バルト海の海底ケーブル破損を巡り、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、デンマークにすでに共同調査への参加を呼びかけており、資料と情報を提供したと述べた。7月26日、北京で撮影(2024年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 23日 ロイター] - 中国外務省報道官は23日、バルト海の海底ケーブル破損を巡り、ドイツ、スウェーデン、フィンランド、デンマークにすでに共同調査への参加を呼びかけており、資料と情報を提供したと述べた。

バルト海では11月、フィンランドとドイツ、スウェーデンとリトアニアを結ぶ海底ケーブル2本が破損。現場近くを航行していたとされる中国の貨物船「伊鵬3号」が捜査対象となっている。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はスウェーデンが検察官の乗船が許可されなかったとして中国を批判していると報じていた。

中国外務省報道官は「伊鵬3号は調査に協力するため、長期間航行を停止していたが、乗組員の心身の健康を確保するため、船主会社が総合的な評価を行い、関係者と協議の上で航海を再開することを決定した」とも発言。中国は全ての関係国に事前に通知しており、意思疎通と協力を維持する用意があると述べた。

スウェーデンのステネルガード外相は、検察官による船上での予備捜査を求めた政府の要請に中国は応じていないと指摘。

「スウェーデンの検察当局が特に警察とともに、船上での予備捜査の枠組みで一定の措置を取ることを認めるべきだというわれわれの要求は変わらない。われわれは中国に対して、この点を非常に明確に伝えてきた」と語った。

捜査を可能にするため、中国と対話を継続したいと述べた。

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