韓国首相に対する弾劾訴追案、最大野党が週内に方針決定へ

１２月２４日、 韓国最大野党「共に民主党」は、非常戒厳発令を巡り職務停止中の尹錫悦大統領に代わり大統領職を担っている韓悳洙首相（写真）に対する弾劾訴追案を同日中に提出する方針を示した。ソウルで５月撮影（２０２４年　ロイター/Kim Soo-hyeon）

Joyce Lee

［ソウル　２４日　ロイター］ - 韓国最大野党「共に民主党」は２４日、非常戒厳発令を巡り職務停止中の尹錫悦大統領に代わり大統領職を担っている韓悳洙首相に対する弾劾訴追案について、同日中に提出する方針を転換し、今週、状況を見て決定する方針を示した。

韓首相に対する弾劾訴追は、尹氏を特別検察官が捜査するための法案を国会が可決したが、韓首相が法案成立手続きを延期したことを受けた措置。共に民主党の報道官は、弾劾訴追案を２４日中に提出し、２６日の国会本会議に上程される見込みだと述べていたが、朴賛大院内総務は、今週、状況を見て弾劾訴追案を提出するか決めると述べた。

国会は、弾劾訴追案の上程後２４─７２時間以内に採決する必要がある。

韓国の法律では首相が弾劾訴追された場合、企画財政相が大統領職務を代行することになっている。